開設準備委員が綴る現実的で非公式なブログ

道南初の義務教育学校「大沼岳陽学校」開設への動きをリアルにご報告することを主たる目的といたします

新しい学校づくりに向けた講演会、そしてアンケート結果

行ってきました、講演会。

 

中標津町立計根別学園の村上校長先生による講演。

 

村上校長自身は昨年4月に赴任したばかりですが、実は統合の立ち上がりの際に前身の計根別中学校の教頭として在籍されていたそうです。

その頃からのエピソードも含め、義務教育学校になる前となってからの色々をたっぷりと語っていただきました。

ざっくばらんな口調で語ってくださるので聞きやすく、私自身は非常に興味をもって聞き入りましたが、参加されたほかの方々にとってはどうだったでしょうか?

 

印象的だったのは区切りの行事。

計根別学園さんは4-3-2制なので、4年生と7年生で区切りを意識させる行事を行っていて、それに加えいわゆる「小学校卒業」にあたる6年生の3月にも修了式を行っているそうです。

(小学校の卒業式を無くすなんてとんでもない!と地域の人々からキツく言われ、納得してもらうのに結構苦労したとか)

 

ただ、行事の運営は大変そうです。

運動会の練習ひとつとっても、中学生が小学生に合わせなくてはいけないためたくさんの時間を要し、中学生の時数が食われてしまう…というような悩みがあるようです。

また、行事の精選も大変で、必ずしも保護者の要求には応えられない、時には断る勇気も必要だ、ともおっしゃってました。

 

施設の面では机の高さの事をおっしゃってました。

音楽室や理科室など、1〜9年生全てが共通して使う教室の机が整っていないとの事。

アジャスト可能なものがあり教育委員会にはお願いしてるのだが、値段が高いためなかなか導入してくれないそうです(´-ω-`)

まあ、お金のかかる話はどこも簡単にはいかないですよね(´- `*)

 

 

 

個人的に3つほど質問させていただきました。

義務教育学校化に伴い一般的に言われているメリット・デメリットではなく、想定外の好影響・悪影響はあったのか?

・行事における地域との関わりはどの程度か?

・生徒児童数の割に部活動が多いように感じるが、どのように運営しているのか?

 

一つ目の質問についての回答は、予想外に小学校と中学校の先生の連携が取れた事が好影響の部分なんだそうです。元々小と中の先生があまり仲がよろしくなかった(笑)という独特の事情もあって懸念されていたそうですが、いざ一緒にやってみると非常に連携よくスムーズに事を進められたとの事です。

 

どちらかというと悪影響の方を聞けたらよかったのですが…

(そんなものは無いから言わなかった、と解釈したいです〆(´Д`ll))

 

二つ目の地域との関わりについては、先述の行事の精選の項で書いた通りです。

具体的にどの程度の行事に参加したりしているのかを聞きたかった部分もありますが、地域との関わりが非常に良好であることは、先生の語り口からも伝わってきましたのでまあいいでしょう。

 

三つ目の部活について。

学校規模の割に先生の数が多いので上手くやりくりできるんだそうです。

ただ、部員不足で女子バレーボール部がピンチだとの事でしたが。

私たちの所も是非教員数を手厚くしてほしいですね~

そうすればいろんな事ができますよ、きっと( ’ー’ )v

道南初の義務教育学校なんだし、ここは期待しましょうd(ゝ∀・*)

 

計根別学園さんの紹介資料も載せたかったのですが如何せんプリントが不鮮明なので…

教育委員会にお願いして、もしデータでいただけたりしたら後日アップしようと思います。

 

 

 

最後に。

新しい学校づくりに向けたアンケートの集約結果と、軍川小学校さんのPTAアンケートの結果も配布されましたので紹介します。

ご意見・ご要望の太文字項目は同意見が複数あったものだそうです。

いただいた資料をそのままスキャンして載せてますので誤字脱字は原本のままです。ご了承ください。

20190120171138 20190120171139 20190120171140 20190120171141 20190120171134 20190120171135 20190120171136 20190120171137

トップの3つは地域の意見として最も多かったものですね。

 

プールについては非常に強く要望されている委員さんもいらっしゃいました。

現状は地域に一つもプールが無い状態ですしね。

叶えてくれたら嬉しい限りです。

 

学童保育を学校の近くに設けるというのも納得。

もはや共働きは当たり前と化していますし、そういう環境が整えば保護者にとっては安心できますよね。

ただ、この件は役場の中での管轄が違うそうですが…

 

スクールバスについての訴えは私も書きましたが、自分の子供を乗せて欲しいがために言ってるのではなく、通り道なんだし冬とか天気の悪い日とか拾ってくれる、そういう融通を利かせてくれてもいいのでは?という思いです。(我が家から沼中校舎まで直線距離でおそらく1キロ弱。普通は対象外)

普段は歩いて行かせるつもりでしたよ、もちろん。

 

あと、こんな事要望するのなんて自分1人だろうなーと思っていたら驚きの太字表記(複数意見)、体育館への渡り廊下の設置です。

現校舎の当初建設予定では確かにあったんです、奥側校舎の2階端から体育館への渡り廊下が。

いつどういう経緯で作らない事になったのか知りませんけど、是非設けて欲しいです。

在学当時結構楽しみにしていたので。

(合理的な必要性を説明できるわけではありませんが〆(´Д`ll))

 

 

その他、太字表記の意見を中心になるほどと思わされる意見がたくさんあります。

これを保護者の方のみならず地域の方々も書いたのかと思うと胸が熱くなります。

 

もちろん辛辣な意見も散見されますね。

きちんと興味を持ってくださっている、関心を寄せてくださっているからこその意見だと受け止めます。

 

時間の無さを言い訳にせず、「時間が無かった割に良くやったね」でもなく「あの短い期間でよくここまでやったね」ぐらい言われるように進めて行きたいです。

 

次回は23日(水)の第2回準備委員会後の予定です。