開設準備委員が綴る現実的で非公式なブログ

道南初の義務教育学校「大沼岳陽学校」開設への動きをリアルにご報告することを主たる目的といたします

講演会資料いただきました!

1月20日(日)に行われました中標津町立計根別学園の村上校長による講演会の資料を、データでいただきましたので公開させていただきます。

個人名や顔は神経質なくらいぼかしを入れてます〆(´Д`ll)

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中標津町と計根別学園の簡単な紹介

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町として小中一貫教育に力を入れている感じですね。

 

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 グラフから推察されるのは、小6→中1で何らかの大きな変化があるという事。

「中1ギャップ」の有無については諸説ありますが、私自身は中1に限らず各学年で少なからずギャップがあると思ってます。もっと言えば、夏休み→2学期などのタイミングでもギャップはあると思います。

(遠い昔、私も中1ギャップに見舞われましたが、これについては完全に当時の担任の先生が悪かったと思ってます(笑))

 

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4-3-2制ゆえの「区切りを意識させる」行事の数々。

 

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総合学習も9年間を見据えるとなると壮大なものになります。

 

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 縦割り班は既に大沼小で実施されている仕組みですが、それを7~9年生も含めて構成しているのが尚更いいですね。

また、懸念される「リーダーシップの育成」を行う工夫も随所に見られます。

児童会と生徒会の関係もどうしているのかな?と思う部分だったので、非常に参考になりました。

 

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 最大のメリットと思われる中→小への教員の乗り入れは期待したいところ。

ただ計根別学園さんの場合、中に合わせて小も50分授業にしたため、特に下級生の子供たちの集中力が持たないのが問題だそうです。(45分だったら持つ、という話ではないそうですが・・(・∀-`;))

ここは悩ましい……。

また、少年団も部活化することにより教員が指導できる体制を取っているのが特徴。

大沼の場合、ドミンゴなどとの整合性の問題があり、そのままマネするわけにはいかないので、ここは今後詰めていかなければいけません。

 

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 学力テストの点数比較、現9年生が6年生だった頃は全国平均と比べて同じかやや下回るぐらいだったのが、9年生ではぐんと伸びてはっきり上回っているという事実。

乗り入れの効果が表れているという事なのでしょうか?

 

そして素晴らしい成果が出ている反面、課題もなかなか多い。

特に「中学校入学時に感じるような喜びや期待感が薄い。」という部分は構造上解消のしようがない気が。中だるみを防ぐ工夫が必要になるという事でしょう。

 

 

大いに参考にさせていただきたいと思いました。